foreverlove
塾
今日は塾初日♪♪♪
友達いっぱいつくるんだぁ☆☆☆
「こ、こ、こんにちは。」
『あぁー!!橋本柚希さんですね。
そんなに緊張しなくて大丈夫ですよ。(笑)
橋本さんは高校受験コースですね。
あっちの教室だよ。入って待ってて。』
「はい。」
この塾は、コースごとに教室が分けられていて、コースは受験校の難易度で決まる。
まだ志望校が決まってないあたしは一番したっぱのDクラスなんだ。
晃一とおんなじトコ受けたいけど、
私にはそんな能力はない。
ぼーっと座ってる時だった。
「あのー。ここ、Bクラスですか??」
『いやっ!!DですD!!!』
「あっ。ゴメン。間違えたな。
まあこれもなにかの縁って事で、名前は???」
『柚希。橋本柚希です。』
「柚希ちゃんって言うんだ。
タメでいいから☆
俺は川崎直哉。直哉でいいし。」
『う、うん♪』
「もう授業はじまるし、行くな。
よろしく柚希ちゃん♪♪」
彼は、少しいじわるく、そして無邪気なかわいい笑顔がとても印象的だった。
その日の授業はちっとも頭に入らなかった。
どこ中だろ??
彼女とかいるのかな。
カッコイイし。いるよね。。。
そればっかり。
そして、あの笑顔が、頭をよぎる。
晃一以外の男子の事を考えたのは、初めてだった。
この気持ち、なんだろう。