初恋
「うん。ありがと!」
そう言ったら相馬が2つのコップを手に持って、私の隣に座った。

「はい。紅茶」


「ありがと!相馬は何なの?」

相馬が差し出したコップを受けとる。


「俺?俺のはただのコーヒーだよ」

へぇー。何か意外。

「意外って失礼だな!」

口に出して言ってないのに返事が返ってきた。

「何で分かったの!?相馬って心読めるの!?」

「んな訳ねぇーだろ!お前、もろ声に出してたし!」


あぁ。そういうことか。なぁーんだ。びっくりしたっつーの!

< 74 / 100 >

この作品をシェア

pagetop