すきだから!


昨日梨麻と今日のために作戦をたてたのだ!


えーと…
『何も言わず歩き出す』

よしっ!て思って前を向いて歩こうとしたら…


「瑠華姉?どーしたの?」

「!!!!!」


気付くと恋があたしの顔を覗き込んでいた!


「瑠華姉?」

何も言わないあたしに再び恋が問いかける。


ハッ!


そーだ…この作戦を失敗させるわけにはいかない!
だから…こんな事で立ち止まってはいけないのだ!


「…なんでもない!てか近い…」


我ながらすごく冷たかったと思う。せっかく優しく気づかってくれたのに…


「ごめん……」


あー…謝るのはあたしの方なのにぃ…


「でも…なんか考え事してるっぽかったやん?大丈夫?」


少し切なそうな顔でまた優しい言葉…



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