上手なフラれ方
「えーっと、定員オーバーってどういうことですか?」
わけがわからなくて僕は尋ねた。
「つまり、募集人員がすでに定員に達してるってことだよ」
「いや、そういうことじゃなくて……てか、募集人員ってどういうことですか?」
「私、彼氏は5人までって決めてるんだ」
「あーそうなんですか、ってなんでやねん! 彼氏5人? 僕のことを好きって言ったのも嘘ですか?」
「嘘じゃないよ。でも、ついさっき告白されて、OKしちゃったから5人に達しちゃったんだ」
「……ちなみに、どんな人に告白されたんですか?」
「んー、知らない」
「知らないのかよ! 告白されてOKまでしたのに、知らないってどういうことですか」
「だって、ナンパしてきた人だから」
「ナンパなの!? 僕、そんな人に負けちゃったんですか?」
こうして、僕の初めての告白は、ナンパ野郎によって失敗に終わった。
わけがわからなくて僕は尋ねた。
「つまり、募集人員がすでに定員に達してるってことだよ」
「いや、そういうことじゃなくて……てか、募集人員ってどういうことですか?」
「私、彼氏は5人までって決めてるんだ」
「あーそうなんですか、ってなんでやねん! 彼氏5人? 僕のことを好きって言ったのも嘘ですか?」
「嘘じゃないよ。でも、ついさっき告白されて、OKしちゃったから5人に達しちゃったんだ」
「……ちなみに、どんな人に告白されたんですか?」
「んー、知らない」
「知らないのかよ! 告白されてOKまでしたのに、知らないってどういうことですか」
「だって、ナンパしてきた人だから」
「ナンパなの!? 僕、そんな人に負けちゃったんですか?」
こうして、僕の初めての告白は、ナンパ野郎によって失敗に終わった。