大切な事
それからの私は、どんどん変わっていった。
深い、深い、闇の中へ進んでいるようだった。
学校を休みがちになり、一日中部屋にこもる事が多くなった。
『よく休んでるけど大丈夫?どうしたん?』
隣のクラスの、子からメールが来た。
私の口から出てきた言葉は
「放っておいて」
その時の私は、友達の好意さえも受け取れなくなってた。
友達が私を心配してるなんて、嘘に決まってる…。
私なんか誰にも友達と思われてないんや。
マイナスな考えが、頭の中をぐるぐると回った。