君がいた部屋~二階階段前倉庫~


「平気ならこんな所に来る必要ないだろ?わざわざ授業さぼってまで。」


「え?」


あたしは時計を見た。


1時間目はとっくに始まってる。


どうしよ…


「今日はここにいろ。」


「…いいの?」


「今まで事あるごとに俺に会いに来てた人間がよくそんな返事するな。」


「ご免。」


「いいよ。それより話変わるけどさ…」


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