君がいた部屋~二階階段前倉庫~


あたしは勢いよくドアを開けて中に入った。


前へ進んで行く。


いた!あの子!


あたしはあの少年に駆け寄った。


少年はこちらをを見た。


「あの…あたし…この前はご免なさい!!その勝手に怒って、」


「いいよ、怒ってないから。」


少年は意外にあっさりと答えた。


あたしは拍子抜けした。


「本当に、怒ってないの?」


「別に、」


< 12 / 231 >

この作品をシェア

pagetop