君がいた部屋~二階階段前倉庫~
それから暫く病院虐められてる事はなかった。
不思議な程穏やかな日々は、いつもの3倍の速さで進んだ。
あたしには元の平和な生活が戻ってきただけだった。
ある日、あたしは放課後数学の質問をしに行って帰った。
帰る時にあたしはふと足を止めた。
目の前にはいつものようにドアかあった。
竜がいる部屋のドア。
あたししか見えないなんて嘘のように
そのドアは当たり前のようにそこにあった。