君がいた部屋~二階階段前倉庫~
最後の雪
あたしはその後家に帰った。
あたしはドアを開け、家に入る。
すると
消していったはずの電気が付いていた。
何故?
答えは簡単だった。
「酒!」
そう声を荒げる一馬の姿があった。
一馬はもう家に帰っていたのだ。
「…」
「女子高生がこんな時間まで何してたか知らねぇけどなぁ、」
一馬はあたしの胸ぐらを掴んだ。
「せっかく育てて下さってる叔父様の為に酒ぐらい用意しとけよ!!」
一馬はあたしを壁に投げつける。
「つっ…」
痛がるあたしを無視して一馬は蹴りつける。
「どうせろくな事してねぇんだろ?」
一馬は嘲笑って殴りかかる。