君がいた部屋~二階階段前倉庫~


あたしは吸い込まれるように部屋に入る。


彼は


いつもと同じようにそこに立っていた。


あたしは竜に声をかけようとした。


だが


「久しぶりだな。」


竜から声をかけてくれた。


「久しぶり。」


あたしは今までと同じように振る舞った。


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