君がいた部屋~二階階段前倉庫~
あたしは起き上がった。
いつまでも夢に浸ってなんていられない。
冷蔵庫の中確認しなきゃ。
一馬が帰ってきて、酒を叫ばれたらたまったもんじゃない。
体を起こし、立ち上がった。
すると、
カサッ
何かがあたしから落ちた。
二つの物が床に散らばっていた。
折られた紙と、
指輪?
あたしは紙を開いた。
紙には文字がぎっしりと埋めつくされてい。
あたしは読んだ。
三神美羽へ
あたし宛だ。
あたしは目を見開いて読み始めた。