君がいた部屋~二階階段前倉庫~


「なんかあったの?」


「あたし?」


「うん。大丈夫?」


「あたし今どんな顔してますか?」


「何かあって、怒ってるんじゃないけど、なんて言うの?とにかく人を心配させる顔。」


「何でもないです。あたし、これが真顔なんで!失礼します。」


あたしは逃げた。


何かナンパっぽい感じがした。


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