君がいた部屋~二階階段前倉庫~


次の日、あたしは普通通り学校に行った。


正直行きたくなかったけど、行くしかなかった。


家にいてたら誰にも虐められない。


一馬が帰ってくるまではだが。


でも家にいてたら


竜に会えない


それであたしは学校に行く事を決めた。


学校に着き、教室に入る事はとても怖かった。


待っているのは地獄だ。


あたしは無理に足を動かして教室に入った。


あたしは教室を見渡した。


誰もがあたしを見た。


でも


誰も目を合わせてはくれない。


あたしは席につき、机の中に教科書を入れようとした。


だが、入らなかった。


あたしは机の中を見た。


ゴミが大量に入っていた。


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