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…それから暫くして俺達は付き合い出す。

俺の何処がいいのかわからないが昔から好きだったという。

ただ、昔のナオを俺は今だに思い出せないでいたが…

ナオはとにかく尽くすタイプで、俺がいう事はだいたい聞いてくれた。



「…俺のどこがいいんだ?」



付き合い始めて、一ヶ月位たったある日ポツリと聞いて見た。

自分でいうのも何だが顔はまあまあだと思う。

しかし、ナオ見たいに可愛い女性に、一方的に“好きだ”と言われる程顔も良くなければ、収入も良くない。

「どうしてそんな事聞くの?」

ナオの部屋でゴロリと横になり俺はテレビを見ていた。…ナオは手際よく料理を作っていた。

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