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第三章
「…ここは一体何処なんだ?」

痛めた足を引きづりながら横に移動する。

「こう暗くちゃ、何もわからないな…」

何処かのビルから突き落とされたのは覚えているのだが、

何が原因で、どういう状況で、落とされたのか思い出せなかった。



―それよりも、よく生きていたな?―

右足は骨折していたが、それ以外特に異常はなさそうだ。

しいていえば、記憶が曖昧になっている事ぐらいか…

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