サガシモノは、愛ですか?(仮)

「……なんの話」

一瞬

息苦しくなった。


リクは獲物を追い詰める

獣のように

舌を覗かせ

唇を舐める。


「俺は、何でも知ってるって話。さーやの事」


それからすぐに

リクは

わたしから

離れた。




学生サロンのライトが落とされる。
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