白い天使
『ここへ来た事は警察も知ってるわ。でも、家族の遺書を返しに来た事になってるの』
そう言って愛子は微笑んだ。

外には刑事が張ってるんだから理由がいるのは当然と言えば当然だ。
愛子は口紅をさっと直し 立ち上がった
『今夜あなたを見張りに来るわね。また夜会いましょう』
僕の頬にキスをして愛子は警察署へと帰った。
窓の外をこっそり見ると刑事が1人電柱に隠れている。

完全に疑われてるな…。
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