白い天使
そして愛子は書き終えると記録帳を僕に渡した
『あなたの行動の記録。よく覚えておいてね。聞かれた時話合わなきゃ変だから』
夕方から朝までの記録だ。

僕はこの時、やっと確信した。

賭けは僕の勝ちだ。

もう愛子を疑う事はしない。

これからは彼女が僕の支え・力になってくれるはずだ。

今日の疲れと安心が一度に押し寄せた。

更に深く身体をソファーに沈めゆっくりと目を閉じた。
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