白い天使
母親には仕事だと言って家を出た。わざわざ弁当を作ってくれた。
『母さん、ありがとう。助かるよ』

僕はそう言って午前中に家を出た。
12時すぎ峠に着いた僕は母親の作ってくれた弁当を食べた。
山の美味しい空気の中で食べる飯は最高に旨かった。やがて依頼人達が現れ、僕はその場所へと導いた。
手順は前と同じ。車に練炭をセットして火をつける。そして乾杯。3人とも従順で僕の言うことをよく聞いた。
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