かすみ草の夢
「私、ずっと、ずっと、カンジ先輩のことが好きだったんです。
小学生の頃のことは、すごく淡い初恋でしたけど、ずっと忘れられませんでした。
大学に入って再会してからは、カンジ先輩をいつも見ていました。
スポーツ万能で、なんでも器用に格好良くできるカンジ先輩に、あらためて憧れました。
いつも笑顔で、先頭に立ってみんなを喜ばせてくれて、誰にでも優しくて。
できれば、カンジ先輩に私のこと、思い出して欲しかった。
いつか、カンジ先輩がふとした拍子に私のこと思い出してくれるんじゃないかって、期待してたんです。
で、カンジ先輩が思い出してくれたら、勇気を出して告白しようって。
……私、カンジ先輩が大好きです」
「うん…」
小学生の頃のことは、すごく淡い初恋でしたけど、ずっと忘れられませんでした。
大学に入って再会してからは、カンジ先輩をいつも見ていました。
スポーツ万能で、なんでも器用に格好良くできるカンジ先輩に、あらためて憧れました。
いつも笑顔で、先頭に立ってみんなを喜ばせてくれて、誰にでも優しくて。
できれば、カンジ先輩に私のこと、思い出して欲しかった。
いつか、カンジ先輩がふとした拍子に私のこと思い出してくれるんじゃないかって、期待してたんです。
で、カンジ先輩が思い出してくれたら、勇気を出して告白しようって。
……私、カンジ先輩が大好きです」
「うん…」