かすみ草の夢
私は、本当に送ってくれそうな様子のカンジ先輩に嬉しさを覚えつつも、やっぱり送ってもらうわけには行かないと、断りの言葉を口にした。
「バイトの日だって飲み会の時だって、今日よりもっとずっと遅いですし、うちは駅前からの大通りを通ってすぐなんで、本当に大丈夫ですから」
それでもカンジ先輩がまだ何か言いたそうだったので、私は話を変えた。
「それより、みのりちゃんって、すごくいい子ですね」
「え、ああ、みのりちゃん?
うん、いい子だよ。
毎朝、一緒に飯食べるんだけど、朝から元気に挨拶してくれて、明るいしね。
寮に来たばかりの頃、リョウやタカと歓迎会してあげたら、そのお礼ってクッキー焼いてくれたりしたし。
俺達にとっちゃ妹みたいな感じかな」
「バイトの日だって飲み会の時だって、今日よりもっとずっと遅いですし、うちは駅前からの大通りを通ってすぐなんで、本当に大丈夫ですから」
それでもカンジ先輩がまだ何か言いたそうだったので、私は話を変えた。
「それより、みのりちゃんって、すごくいい子ですね」
「え、ああ、みのりちゃん?
うん、いい子だよ。
毎朝、一緒に飯食べるんだけど、朝から元気に挨拶してくれて、明るいしね。
寮に来たばかりの頃、リョウやタカと歓迎会してあげたら、そのお礼ってクッキー焼いてくれたりしたし。
俺達にとっちゃ妹みたいな感じかな」