かすみ草の夢
「あの、さっき健太から聞いたんですけど、それって夏希のことですか?」
「あ、もう聞いてたのか。
うん。本当にごめん」
カンジ先輩は頭を下げた。
「カンジ先輩、頭を上げてください。
私なんとも思っていませんから」
「健太から、全部聞いたか?
俺、おまえのこと利用したんだよ。
自分の都合で」
「わかってます。全部聞きました。
でも、上級者コースに行くって決めたのは私なんです。
だから、カンジ先輩のせいじゃないです。
それに私ピンピンしてますし、ケーキもおごってもらいました。
午後はずっと付き合ってもらって、すごく楽しかったし。
だから、謝らないで欲しいんです。
それとも、カンジ先輩は、午後ずっと義務感だけで私に付き合ってくれたんですか?
全然楽しくなかったですか?」
「あ、もう聞いてたのか。
うん。本当にごめん」
カンジ先輩は頭を下げた。
「カンジ先輩、頭を上げてください。
私なんとも思っていませんから」
「健太から、全部聞いたか?
俺、おまえのこと利用したんだよ。
自分の都合で」
「わかってます。全部聞きました。
でも、上級者コースに行くって決めたのは私なんです。
だから、カンジ先輩のせいじゃないです。
それに私ピンピンしてますし、ケーキもおごってもらいました。
午後はずっと付き合ってもらって、すごく楽しかったし。
だから、謝らないで欲しいんです。
それとも、カンジ先輩は、午後ずっと義務感だけで私に付き合ってくれたんですか?
全然楽しくなかったですか?」