かすみ草の夢
カンジ君は、近所に住む幼なじみの祥子ちゃんのいとこ。
昨日から、祥子ちゃんの家に彼が泊まりに来ているのは知っていた。
でも、彼が来ている間、祥子ちゃんは私を誘いに来なくなってしまうので、カンジ君と口をきいたことは無かった。
ただ、彼が祥子ちゃんと遊んでいるのを、遠目に見たことがあるだけ。
初めて彼を見たのは、去年の夏。
よく日に焼けていて、二重の大きな目と、クルンとカールした天然パーマと思われる黒髪が印象的だった。
私や祥子ちゃんより一つ年上と聞いていた。
今は6年生のはず。
私がぶつかったのは、そのカンジ君だった。
昨日から、祥子ちゃんの家に彼が泊まりに来ているのは知っていた。
でも、彼が来ている間、祥子ちゃんは私を誘いに来なくなってしまうので、カンジ君と口をきいたことは無かった。
ただ、彼が祥子ちゃんと遊んでいるのを、遠目に見たことがあるだけ。
初めて彼を見たのは、去年の夏。
よく日に焼けていて、二重の大きな目と、クルンとカールした天然パーマと思われる黒髪が印象的だった。
私や祥子ちゃんより一つ年上と聞いていた。
今は6年生のはず。
私がぶつかったのは、そのカンジ君だった。