貴方の隣り
誠也side
「先輩っ」
後ろから春奈に呼ばれ、少し後ろを見ると春奈は俺の後をチョコチョコと生まれたてのヒヨコのように付いて来ていた。
か、可愛い!!!
じゃなくって!
まだ、俺の事"先輩"って呼んでんのかよ・・・
ちぇっと腕を後ろで組みながら下に視線を落とした。
「ったくー、先輩はやめろよ~、誠也!ほら、言ってみな」
まっすぐ春奈を見つめた。
マジで春奈に"誠也"って呼ばれたい。
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