*片思い*
悪夢のような日は、なんの前触れもなく始まった。


それまでは、
おはよーとか、バイバイ位は、みんな普通にしてたのに…

ある日突然始まった。

ある朝、
あたしと來未ちゃんは、いつものように教室へ入った。

「おはよー!」

「―――。」


あれ?

最初は聞こえなかったのかなって、2人で話してたけど…

本当はそうじゃなかった、ということが分かった。

それは、クラスの女子から

「きっしょーい。」
「なんか臭くない??生ゴミがこの教室に2つもあるから臭いのかな〜(笑)」
みんなが一斉に高笑いした。

「おい!ブス。俺の机にくっつけるなよ。」

そのいじめは、とうとう男子達にも広まっていった。
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