毒の果実
私は夢中で逃げた


後ろで海渡がなにかいっててもわからない。


恥ずかしくて…
虚しい


「もぉ……遠くまで逃げたよね…」


さすがに疲れた


「海渡…追ってこないよね…?」


期待…はしてない
顔を見たくないだけ


「これで…関わらなければ…私はもう…」


開放されるよね
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