僕の彼女は腐女子です。
…前に。ずっと前に、皐月に聞いたことがある。
なんでいつも自分と一緒にいるのか、聞いたことがあった。
その時皐月は、視線を空中に泳がせながら、『一緒にいたいから』と言っていた。
その答えに僕は、そっかと答えたような気が…する。うん。
「――洋貴。洋貴、洋貴!」
「っ!……あ。何?皐月」
ぼーっとそんなことを考えていたら、皐月に呼ばれて、どこか違う世界に飛んでいた僕の意識(魂とも言う)が慌てて戻ってきた。
「もう…今度の日曜日、空けといてって言ってたじゃない」
「ごめん、聞いてなかった」
「いいよ。でも、その日は早起きしてよね」
「?なんで?」
僕がきょとんとしながら問いかけると、皐月はニンマリと笑って、本日早三個目になる爆弾(しかも、一番大きい)をドドーンと投下した。
「イベントで、洋貴がコスプレするからよ!!」
な ん だ っ て ! ?
そして誇らしげに胸を張る皐月を(どこから出したか分からない)ハリセンで湯川さんが叩いて止めて、二人が席に戻るまで…僕は放心したままでした。
なんでいつも自分と一緒にいるのか、聞いたことがあった。
その時皐月は、視線を空中に泳がせながら、『一緒にいたいから』と言っていた。
その答えに僕は、そっかと答えたような気が…する。うん。
「――洋貴。洋貴、洋貴!」
「っ!……あ。何?皐月」
ぼーっとそんなことを考えていたら、皐月に呼ばれて、どこか違う世界に飛んでいた僕の意識(魂とも言う)が慌てて戻ってきた。
「もう…今度の日曜日、空けといてって言ってたじゃない」
「ごめん、聞いてなかった」
「いいよ。でも、その日は早起きしてよね」
「?なんで?」
僕がきょとんとしながら問いかけると、皐月はニンマリと笑って、本日早三個目になる爆弾(しかも、一番大きい)をドドーンと投下した。
「イベントで、洋貴がコスプレするからよ!!」
な ん だ っ て ! ?
そして誇らしげに胸を張る皐月を(どこから出したか分からない)ハリセンで湯川さんが叩いて止めて、二人が席に戻るまで…僕は放心したままでした。