僕の彼女は腐女子です。
第二章 腐女子領域
イベント
「洋貴、楽しい楽しいコスプレの時間だよ♪」
ついに…
「……………………ははっ」
ついに…やってきてしまいやがったよ、日曜日!!(号泣)
朝。冒頭の言葉で眠りから引きずり出された僕は、口から何か(多分、魂)を出しながら、ルンルン気分の皐月の後ろに着いて、イベント会場へと向かっていた。
周りから見れば、正反対の空気を纏った二人が同じ方向に、しかも一緒に歩いているのはさぞかし珍しくて、奇妙な光景だと思う。
だけど、すいません。お願いします。
同情のような、(生)暖かいような目で僕を見ないでください…!
悲しくなりますから…!
「洋貴?」
「あ…何?どうかした??」
「洋貴大丈夫?元気ないよ??」
誰の所為だと思ってるんだよ!誰の!!
と言いそうなのを堪え、僕は大丈夫だよと、心配そうに覗き込んでくる皐月に笑った。
ついに…
「……………………ははっ」
ついに…やってきてしまいやがったよ、日曜日!!(号泣)
朝。冒頭の言葉で眠りから引きずり出された僕は、口から何か(多分、魂)を出しながら、ルンルン気分の皐月の後ろに着いて、イベント会場へと向かっていた。
周りから見れば、正反対の空気を纏った二人が同じ方向に、しかも一緒に歩いているのはさぞかし珍しくて、奇妙な光景だと思う。
だけど、すいません。お願いします。
同情のような、(生)暖かいような目で僕を見ないでください…!
悲しくなりますから…!
「洋貴?」
「あ…何?どうかした??」
「洋貴大丈夫?元気ないよ??」
誰の所為だと思ってるんだよ!誰の!!
と言いそうなのを堪え、僕は大丈夫だよと、心配そうに覗き込んでくる皐月に笑った。