僕の彼女は腐女子です。

僕には理解…できなくはないけど、できればしたくない世界だけど、皐月が笑っているなら良いかなと思う僕は、皐月に甘いのかな。

「あら？皐月ちゃんじゃない」

そんなことを考えいてたら、誰かに声をかけられ、皐月は嬉しそうに振り返った。

「ユリ姐さん！」

え？もしかして、この黒髪ロングで、大人な女性って感じの人が…皐月の言ってたユリさん？

「やっぱり皐月ちゃんだ！」

ユリさんもすごく嬉しそうに、綺麗に笑っている。

皐月はユリさんに会うやいなや、すぐに抱きついていた。
ユリさんは、それを難なく受け止めている。意外に力あるのかな、女の人って。

「姐さん、お久しぶりです！」

がっしりと抱きしめあいながら、久しぶりだと弾んだ声で言う皐月。

「前回会ったの四月の終わり頃のイベントだから、あんまりたってないけどね！」

うん。
ユリさんもツッコミキャラなのかな。
しかも、皐月はそれを普通にスルーしてるし。
ある意味、素晴らしい技術だと思うよ。

ものすごく必要ない技術だと思うけどね！