僕の彼女は腐女子です。
『皆さん、おはようございます。この度は…』
ガガッというノイズの後、主催者であろう女の人の声が会場内に響く。
彼女は軽く注意事項を言い終わると、『革命☆少年少女開幕です!!』という宣言と会場内に割れんばかりに響きわたる拍手でイベントは始まった。
「腐腐腐…。姐さんのところでナオヒロ本も委託させて貰えたし、洋貴のコスプレも観賞という名の視姦が出来るし…なんていい日なのかしら!」
……恐ろしい言葉が聞こえた気がする。
とりあえず、僕は皐月という名の変態から逃げたいかな。
「洋貴くん、頑張ってナンパされてね!」
「…ちなみにお聞きしますが、それは女性にですか?それとも男性にですか?」
「もちろんナオトくん似の男の子によ!」
やっぱりな!そんなとこだろうと思ったよ、チクショウ!!
太陽はいつだって意地悪だな!
今日くらい雲に隠れて僕のために号泣してくれよ!!(泣)
「あ、あの…」
僕が太陽に向かって文句を言っていると、控えめな声で後ろから呼ばれ、僕は振り向いた。
「はい、いらっしゃいませ」
うん、我ながらいい笑顔だと思う。
するとその声の主は顔を真っ赤にしてオズオズと本を三、四冊差し出した。
「お会計ですね、全部でえっと……1400円になります」
「はい」
彼女からお金を受けとり、すまし顔な野口さんの顔にイラッとしながら代金入れに入れると、その本を言われた袋に入れていく。
その時に『ナオヒロ R-18』という表記が見えたのはきっと僕の見間違いのはずだ…!!
「お待たせしました」
ナイロンで出来た可愛い柄の袋には、ご丁寧に"夢幻狂愛"とプリントされていて、何処で買ったか分かるようになってる。
パソコンでやったであろうそれに、機械が少し苦手な僕は感心してしまった。
いやいや、感心してる場合じゃなかろうが。(自分ツッコミ)
「あ、あのっ…」
「はい?」
僕が少し思考をトリップさせていると、顔を赤くして興奮しているような様子の女性三人組に呼ばれ振り返ると、手に持っているデジカメの存在に気が付いた。
デ ジ カ メ ?
何に使うんだろう…なんて思っていたら、死刑宣告をされてしまった。
ガガッというノイズの後、主催者であろう女の人の声が会場内に響く。
彼女は軽く注意事項を言い終わると、『革命☆少年少女開幕です!!』という宣言と会場内に割れんばかりに響きわたる拍手でイベントは始まった。
「腐腐腐…。姐さんのところでナオヒロ本も委託させて貰えたし、洋貴のコスプレも観賞という名の視姦が出来るし…なんていい日なのかしら!」
……恐ろしい言葉が聞こえた気がする。
とりあえず、僕は皐月という名の変態から逃げたいかな。
「洋貴くん、頑張ってナンパされてね!」
「…ちなみにお聞きしますが、それは女性にですか?それとも男性にですか?」
「もちろんナオトくん似の男の子によ!」
やっぱりな!そんなとこだろうと思ったよ、チクショウ!!
太陽はいつだって意地悪だな!
今日くらい雲に隠れて僕のために号泣してくれよ!!(泣)
「あ、あの…」
僕が太陽に向かって文句を言っていると、控えめな声で後ろから呼ばれ、僕は振り向いた。
「はい、いらっしゃいませ」
うん、我ながらいい笑顔だと思う。
するとその声の主は顔を真っ赤にしてオズオズと本を三、四冊差し出した。
「お会計ですね、全部でえっと……1400円になります」
「はい」
彼女からお金を受けとり、すまし顔な野口さんの顔にイラッとしながら代金入れに入れると、その本を言われた袋に入れていく。
その時に『ナオヒロ R-18』という表記が見えたのはきっと僕の見間違いのはずだ…!!
「お待たせしました」
ナイロンで出来た可愛い柄の袋には、ご丁寧に"夢幻狂愛"とプリントされていて、何処で買ったか分かるようになってる。
パソコンでやったであろうそれに、機械が少し苦手な僕は感心してしまった。
いやいや、感心してる場合じゃなかろうが。(自分ツッコミ)
「あ、あのっ…」
「はい?」
僕が少し思考をトリップさせていると、顔を赤くして興奮しているような様子の女性三人組に呼ばれ振り返ると、手に持っているデジカメの存在に気が付いた。
デ ジ カ メ ?
何に使うんだろう…なんて思っていたら、死刑宣告をされてしまった。