僕の彼女は腐女子です。
また直人は、困ったように笑っていた。

そんな笑顔に僕は、首をかしげてクエスチョンマークを飛ばすばかりだった。

「コホン。…お二人さん?」

「高橋」

「皐月ぃ。どうしたの?」

わざとらしく咳をした声に横を向くと、そこには席に座っていたはずの皐月と、一緒に話していた
湯川さんが立っていた。

「どうしたの?じゃないよ、洋貴。私、聞いてないよ!」

「え?何を??」

ものすごい剣幕で捲し立てられ、少し引きぎみで僕は答えた。

「なんで教えてくれなかったの!?」

な に を だ !

一向に話が見えないことに苛立ちを感じていると、皐月は本日二個目の爆弾を投下した。

「洋貴が、浅岡くんと付き合ってること!」

…………………は?
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