あなたとの最初で最後のデート
3月11日(日)

7:50
私は待ち合わせより早めにきて紗恵を待っていた。

「恵美ー!おっはよん!ごめん待った?;」

「おはよ♪うぅん全然つか時間だし行こ!」

「そうだね。いこ!」


私たちは電車に乗り試合会場までいった


「ついた…あっ紗恵!師範と先生に挨拶行かなきゃ!」

「あっやべ…早く行こ!」

―――――――――――――
挨拶後


「あー応援って行ってもまじ見んの面倒いし。ほかの道場で格好いい人いないかなぁ~なんっちって(笑」

なんて私はふざけていった…
この先の事なんて考えずに

「本当だよねぇ~♪あっねぇなんか試合の途中で本部の中高生が演舞するらしいよ~」
「えっ!?まじ!あとで見よ♪」

なんて言ったってあんまり期待はして無いんだけどね

そんなこんなで昼近くになりアナウンスが流れた

<<これから☆☆道場の中学生高校生による演舞を行ないます>>


「恵美!コートの近くで見よ!」
「んっ?はいはい♪」

私たちは下に下りてコートの手前で演舞をみていた…

「ねぇ…紗恵??」

「何~?」

「あの黄帯のひと格好くない?」

「あー。私は微妙だなぁ…つか恵美いつもとタイプが違うね」
って紗恵は私の方をニヤけてみて言った。

まぁ確かに私にしては意外かも知れない…苦

その人は背が自分と同じくらいで顔は中の中って所。純粋そうで周りからは礼儀正しい子だって言われていた


けど私はその人の事をあっという間に忘れて紗恵と話し始め試合ももう終わりにちかずいていた。

するといきなり

「恵美!さっきあんたが格好いいって言ってた人さっきから恵美の事ちょろちょろ見てるよ~!」

そんなことを忘れていた私は少し不思議に思いながら見た。

「あっ。」

あっ目があった…どうしよ。
とりあえず会釈;笑


「どうしたの!?」

「んっ?目があった…」

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