ストロベリー★ショートケーキ
気まずそうにしていると
「出てきなよ」
楠木先輩が言った。
「本当にすいません。
ちょっと失礼します。」
そう言って席を立った。
『ああ〜何でこんな日に』
普段私が家で暇してる時は
全くと言っていいほど電話なんて
かかってこないのに…
タイミング悪い。
…ってそんな事言っちゃ
圭くんに失礼か。
なんて事を考えながら店を出て
通話ボタンを押した。
「もしもし」
「あ、ありさ?
俺。圭だけど」
「どうしたの?」
「明日空いてる?」