秘密の片思い
『愛ちゃん!』


ワンコールで日菜が出た。


「郁斗のパーティーの日にち、勝手に決めていいのに」


『だって・・・郁斗がそう言ってたから』


嬉しそうな日菜の声に愛はやっぱり自分たちの事を知っているんだと確信した。


「もうっ!じゃあ、再来週の土曜日にして」


スケジュール帳を見ていないけれど行かないつもりだった。





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