秘密の片思い
(友達として郁斗に会うのも祐は嫌がるだろう)


郁斗は今大事な時期だから揉め事は起こしたくない・・・・。


一晩考えて祐の言いなりになるもの嫌だけど郁斗に会わないと決めた。


『うん わかった その日で郁斗に聞いて手配しておくね』 



* * * * *



「愛、編集長が呼んでいるわ」


「あ、はい ありがとう」


愛は立ち上がると編集長の部屋に行った。


ノックをして中へ入ると満面に笑みを張り付かせた編集長がいた。


「愛、朝倉 郁斗と知り合いだったんですってね?」


「知り合いと言っても高校が同じだっただけで・・・」


どこもかしこも郁斗の名前が付いて回る。


愛は頭がおかしくなりそうだった。




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