秘密の片思い
「はぁ~っ・・・・」


深いため息を吐いて携帯を閉じた。


(祐はまた郁斗と会う事をどう思うだろう・・・でも編集長の命令なんだから仕方ないよね・・・)




自販機にコインを入れてアイスコーヒーのボタンを押す。


アイスコーヒーのボタンを押したはずなのに出てきたのはレモンティー。


「な、なにこれっ・・・」


手にしたレモンティーを見て唖然とする。


自販機を蹴って八つ当たりしたい気分だった。


結局、蹴らずにレモンティーの缶を持って仕事場へ戻った。




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