秘密の片思い
「編集長、何だって?」


席に着くなり涼子が来て聞こうとする。


「ん?・・・・朝倉 郁斗に冬物のコレクションモデルをやって欲しいって その交渉を任せられた」


簡潔におかしく思われないように言う。


「すごい話だね!? 編集長は朝倉 郁斗がお気に入りだね~ カッコいいもんね」


涼子が驚きながら言う。


「モデル並みの身長だし、写真写りも良いから」


「じゃあ、もう一度交渉の為に朝倉 郁斗に会うんだ?」


「えっ?う、うん」


「良いな~」


そう言われて複雑な気持ちの愛だった。


(いっそ、涼子に任せたいよ・・・)



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