秘密の片思い
その言葉に愛はドキッとした。


「えっと・・・今、駅なの もう着くから」


『OK』






玄関のドアを開けてくれた郁斗の横を通る時、爽やかな香りが愛の鼻をくすぐった。


「愛、ビールのむ?」


キッチンに入った郁斗はそこから聞く。


「ううん ビールはいらない でも冷たいものがいいな ジュースある?」


愛はキッチンの郁斗にカウンター越しに聞いた。


「コーラで良い?」


冷蔵庫を開けて言う郁斗の後姿に見惚れてしまいそうになる。


まだ髪の毛は濡れていて首にタオルがかかっているけど全然イケてる。



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