秘密の片思い

苦痛

翌日起きた時も愛は疲れていた。


電車ではぼんやりしていて乗り過ごしそうになってしまった。


まったく愛らしくない。



* * * * *


「おはようございます」


部屋に入るとすでにいた人に誰ともなく言う。


自分の机に行きイスに座ると涼子が来た。



「おはよ 愛」

顔色の悪い愛を見て心配そうだ。


「おはよう」


「どうなったの?」


そう聞かれて思い出した。


編集長に断られた事を言わなくてはならなかった。



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