秘密の片思い
部屋に戻ると自分の机の前に祐一郎が立っていた。


「祐・・・・」


愛の姿を見ると祐一郎は怪訝そうに見ている。



「どこへ行っていたんだ?」


「編集長の所 何の用?」


仕事中なのでそっけなく聞いてもおかしいと思われないだろう。


「え?あぁ 昼食食べに行かないか?」


「今日は外に出れないよ 仕事がつまってるの」


久しぶりに会社にいる祐一郎は愛とお昼を食べようと待っていたのだ。


「昼飯ぐらい食べるだろ?」


祐一郎はそっけない愛にひるまなかった。



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