秘密の片思い
今日は郁斗に会うので愛はおしゃれをしていた。


いつもはジーパンで仕事をしている愛なのにスカートを履いてきた姿を見て涼子は驚いていた。


「色気かぁ・・・そう言ってくれてうれしいかも」


愛は笑顔になった。


昔は女としてみてくれなかった。


6年経った今、女として見てくれているかも疑問だけど。


誘われて愛はドキドキしたけど郁斗は昔のような態度だ。


（気軽にお酒に誘うのは男友達を誘うようなものなのかもしれない・・・・）


「帰国早々、愛に会ってビックリしたよ」


「あたしも編集長から言われた時は・・・・」


会いたくないとさえ思ってしまった。


「言われた時は？なに？」


言葉を濁してしまった愛に郁斗は鋭く突く。


「お、驚いただけ」


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