秘密の片思い
「お子様はまだ行った事がなかったか」


由奈の反応を見て笑う。


愛だって行った事がない。


「まあ、城崎ならあるだろう?頼むぞ、ラブホテルの取材」


君島は愛にニヤッと笑った。


君島編集長がただのメタボリックな親父ならそんな視線も気持ち悪いだろうが、50歳代なのだがちょい悪親父のようにイケメンなのだ。


だからそんな仕草も良く似合う。


「わかりました 行ってきます」


愛は一礼すると自分の机に戻った。



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