秘密の片思い
「郁斗、もう帰らないと 終電がなくなっちゃうから」


愛は残念そうに言うと立ち上がった。


「愛・・・・」


郁斗は何かを言いたそうに見えた。


「なあに?」


首をかしげて隣の郁斗を見ると唇に何かが触れた。


それは郁斗の唇だった。


すぐに離れた唇。


「郁・・・斗・・・?」


突然のキスに愛は茫然となった。




< 22 / 646 >

この作品をシェア

pagetop