秘密の片思い

「日菜、ごめんね　待った？」


「ううん　今来た所だから」


日菜はにっこり笑った。



2人はちょうど昼食時ということもあって近くの寿司屋へ入った。



昨日吐いてしまった事もあって食欲は無く油っぽいものを愛は食べたくなかった。


「日菜、パーティー行けなくてごめんね」


テーブルに着くと早々に謝った。


「仕事なら仕方ないよ　愛ちゃんがいなくて寂しかったけど　・・・愛ちゃん、郁斗となんかあったの？」


率直に聞くところが日菜らしい。


「郁斗からは何も聞いていないの？」


運ばれてきたお茶を一口飲んで日菜を見た。


「重要な所は聞いていないよ？郁斗が話すわけないでしょ？聞かれたのは携帯の電話番号とアドレス　住所くらいだよ　それと・・・・パーティーの日にちを愛ちゃんに任せるって」