秘密の片思い
「萌はダメですよ 萌は妹にしかおもえませんし それに萌の方が断ってきますよ」


郁斗がさらっと言うと母ががっかりした顔をした。


(まあ母も本気ではないと思うけど・・・)


日菜は心の中で思った。



「そうだ!」


日菜はブラジルの婚約者の事を思い出した。


(婚約者の事聞くチャンスだ)


「なんだよ 大きな声出して」


郁斗が呆れた声を出す。


「郁斗、今時間ある?聞きたい事があるのっ」


「聞きたい事?」



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