秘密の片思い
翌朝、目を覚ました時にも気分の悪さは変わらなかった。


目を覚ました途端に、おえっと吐きそうになる。


愛は急いでトイレに向かった。


何も食べていない胃は吐けないせいで不快感を訴えている。


トイレから出て水で口をすすぐ。


「なんで・・・」


そう呟くと目から涙が出てきた。


冷蔵庫の中からジュースの瓶を取ってコップに注ぐが手が震えて中身があちこちにこぼれる。


やっと一口飲むと流しにもたれる。


(そうだ・・・前にも吐いたっけ・・・)


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