秘密の片思い
「郁斗・・・ここ?」
目に映る天井をぼんやり見つめてから郁斗の顔に戻る。
「東都大学病院の産婦人科」
救急車で愛は運ばれた。
(産婦人科・・・・・やっぱり妊娠していたんだ・・・・郁斗に知られてしまった・・・)
「1週間入院だからな」
産婦人科と聞いて後ろめたそうな顔をして目線をそらした愛に言う。
「1週間も?」
一週間と言われて驚いた愛はもう一度郁斗に目線を戻した。
「赤ん坊は元気だけど、愛の身体が危なかったって 妊娠、わざと隠していたのか?」
郁斗がイスをベッドの横に引き寄せて座る。
愛が小さく首を振る。
「あたしも昨日・・・もしかしてって思ったの ずっと熱っぽいのと気分が悪いのは分かっていたんだけど風邪だと思っていて・・・薬飲まなくて良かった」
(家に風邪薬が置いてなくて良かった)
あればきっと飲んでいただろうから。
目に映る天井をぼんやり見つめてから郁斗の顔に戻る。
「東都大学病院の産婦人科」
救急車で愛は運ばれた。
(産婦人科・・・・・やっぱり妊娠していたんだ・・・・郁斗に知られてしまった・・・)
「1週間入院だからな」
産婦人科と聞いて後ろめたそうな顔をして目線をそらした愛に言う。
「1週間も?」
一週間と言われて驚いた愛はもう一度郁斗に目線を戻した。
「赤ん坊は元気だけど、愛の身体が危なかったって 妊娠、わざと隠していたのか?」
郁斗がイスをベッドの横に引き寄せて座る。
愛が小さく首を振る。
「あたしも昨日・・・もしかしてって思ったの ずっと熱っぽいのと気分が悪いのは分かっていたんだけど風邪だと思っていて・・・薬飲まなくて良かった」
(家に風邪薬が置いてなくて良かった)
あればきっと飲んでいただろうから。