秘密の片思い
「愛ちゃん、疲れちゃうね また明日来るから」


「うん ありがとう 千波様もありがとうございました」


愛が言うと千波が困った顔になる。


「愛、兄貴の呼び方変えた方がいいぞ?いくらなんでも千波様はないだろ?」


郁斗に言われてやっぱりおかしいかな?と思った。


「愛ちゃん、お義兄(にい)さんと呼んで欲しいな」


「・・・なんだか照れくさいですけどそう呼ばさせてください」


2人は仲良く病室を出て行った。


「・・・郁斗・・・日菜、大丈夫かな?」


「何が?」


「日菜、赤ちゃん欲しがっていたから」


「時期が来れば出来るさ 愛が気にしなくてもいいんだ 普通にしていた方がいい」


郁斗は心配げな表情の愛の唇に触れるだけのキスをした。



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