秘密の片思い
「・・・ありがとう・・・祐・・」


『愛の花嫁姿きれいだろうな 写真出来たら見せてくれよ?』


祐一郎の優しい言葉に愛は言葉が出なかった。






電話を切ってからまだ自分が玄関にいたことに気づいた。


涙を拭いて部屋の中へ入る。


今の自分がすごく幸せに感じる。


こんなに幸せで怖いくらいだ。


ソファーに座り少し膨らんだお腹に手を置いて話しかける。


「赤ちゃん、ママはすごく幸せ 3人で幸せになろうね」



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