秘密の片思い

楽しみ

部屋で待っていろと言われても落ち着かない。


リビングを行ったりきたり15分ほどうろうろしていると郁斗が戻ってきた。


「郁斗・・・」


「なに心配そうな顔をしているんだよ」


愛の頭に手を置いて顔を覗き込む。


「大丈夫だった?」


「もちろん、俺なんかの婚約報道よりもっとすごいネタがあるのにな 愛は一般人だから迷惑かけないように言っておいた」


愛の頭から手を離し、喉が渇いたと言って冷蔵庫を開けた。




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